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WOOD-STのホールダウン金物の検定

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WOOD-STは、HOUSE-ST1のように入れれば(それでもパラメーター設定は必要ですが)計算されるようなソフトではなく、どちらかというと簡易なユーザーインターフェイスを備えた解析ソフトなので、初期設定や独特の計算方法を覚えてからでないと、NGがでないけど設計が不完全な場合がよくあります。それはサンプルにもよく現れていて、普通に回すとエラーが出るだけでなく、検討していない必須項目もあって頭を悩ませます。

私の環境の添付サンプルファイルのNG項目。まあこれらを回避するためにどうするか?を考えるのがマスターのために必要なことだとは思いますが。

しかしよく計算書を見ると木造ではお馴染みの柱頭柱脚の金物の検定・算定がありません。断面計算結果を見ても応力では引き抜きが発生しているのに結果には何もでません。金物を付けていないのにOKなのでしょうか??

これは、柱の柱頭柱脚の金物を指定していないので検定されていないのです。ちなみにkizukuriでも金物を未入力だと接合部の設計で金物を算出してくれません(当たり前ですね)。

WOOD-STは構造システムのFAP-3等と同じく部材についてはk-DBを参照しています。ここに登録しているものを、WOOD-STで指定する手間が要ります。その代わりメーカーからテックワンなどのデータを登録してくれているのでテックワン等を使う場合は手間が省けます。

しかし・・・実情は厳しくWOOD-STで使えるように登録してあるのはテックワンとプレセッターだけです。在来の金物は登録すらされていません。ちなみにテックワンP3プラスはk-DBに登録されMED-3でも利用できますが、WOOD-STでは今のところ使えません。

よって在来の普通の金物で設計したい場合は登録する必要があります。これは梁の金物などでも同様です。意外と面倒なのです。

(クリックで拡大)

k-DBを起動して木造のタブをクリック。接合金物を選択して、追加をクリック。製品種別などを入力してからパラメーターを設定します。

上の例は、ビスどめホールダウンUの15kNを登録した場合の参考です(右の引張は短期だけで充分かと思うのですが・・・)。引張のみ検討なので曲げのみ自由として、引張の耐力を入力します。不要なものはなしで構いません(金物等で指定が必要な場合は自分で指定お願いします)。

さてサンプルでは面白くないので私が計算した幅1820の狭小3階建てでやってみました。

いかにも引き抜きが大きそうな建物。前に紹介したものよりも2階にK型ブレースをいれて頑丈っぽくしています。

全数15kNで検定してみました。当たり前ですが連層部分は確実にNGです。

(クリックで拡大)

40kN以上必要な部分ですからね・・・まあこんなもんです。ここが最大なので、私ならH15,Hi28,Hi43の3種類とプレート系で設計しそうです。

(クリックで拡大)

計算書の略軸組図。きちんとH15と表示されています。まだブレース端部は設計していません。平面的に金物の配置が確認できる帳票は見当たりません。

ちなみに、現時点のNG項目。慣れないうちは1つずつつぶしていったほうがいいでしょう。

HOUSE-ST1からの乗換手引き書こうかな・・・

 

 

 

 

 


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