構造計算とは?

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このページは、2005年に発生した構造計算書偽装事件のとき構造計算関連をまとめたページです。前設計事務所時代にまとめたもので2012年9月28日まで更新しましたがその後更新しておりません。2015年12月にできるだけ過去の状態を記録したまま、構成をわかりやすく記事を並べ替えました。

2015年11月より、もう少しわかりやすいページを作りはじめましたので、そちらもご参照ください。

よくわかる構造計算

よくわかる構造計算 耐震診断編


目次

構造計算とは

耐震偽装事件関連

耐震偽装事件後の建築基準法改正関連

構造計算ソフト関連(大臣認定関連)


構造計算とは

構造計算って何?

構造計算は、建築物を設計するときに安全性を計算するものです。建築物は地球上で重力や地震や自然環境といった厳しい条件で立ち続ける必要があります。その建築物が果たして安全に立っていられるか、地震に対してもある程度の安全性を保てるかを確かめるために行います。

すべての建物に構造計算しているの?

建築物を建てるとき役所・民間確認機関への手続き(確認申請という)を行なうとき「構造計算書」をつける義務があります。ただし木造2階建・平屋建等の場 合、法律上構造計算は必要ありません(軸組計算等簡易な方法で行なう)。ただし、安全性を確かめ合理的に設計する場合は、やはり構造計算を行なったほうが いいと感じます。

木造2階建で構造計算をする意味は?

構造計算を行なわないからといって、勝手な構造が許されているわけではありません。きちんと法律に定められた基準があり、それに適合するように建てなければなりません。
ただ、その基準は基本的に安全側に偏っていたり、複雑な形の建物に必ずしも適合するとは限らないという不安もあります。要は無駄な部分が出てきてしまうこともあるのです。
そうした無駄や不安を無くすためにはやはり合理的な構造計算を行ない、合理的に設計する必要があると思います。無駄な部材をなくすことでコストダウンにもつながりますし、地球環境にもやさしい建築が作れるとも思います。
2007年頃には、木造2階建ても構造計算が必要になるとの噂が広まりましたが、現在のところ簡易な検討などが申請時に必要になる程度と予想され、その実施時期も未定です。
(2008年10月24日現在 :追記)

建築士、建築家は構造計算をできるのですか?

建築士、建築家は、当然家の設計をするのが仕事なので、ある程度の家の構造を知っています。ただ、知っているのと構造計算をできるのは別の話。建築士、建築家の中で構造計算ができるのはほんの一握りの人間です。
その原因は、構造計算が非常に難しいこと。木造3階建の住宅の構造計算だけでも100ページは簡単に超えてしまうという煩雑さとがあること。構造計算ソフトの値段が高いこと。などが考えられます。
ですから、構造計算ができない建築士、建築家は、構造計算を外部に外注したり構造専門スタッフを雇ったりして対応しています。

構造計算ができる建築士に家を頼むときのメリットは?

まず、構造が普通の建築家、建築士より理解している場合が多いので、より頑丈で安全な設計をしてもらえます。また、構造計算が必要な建物の場合、計画変更を すると軽微な場合でも構造計算をやり直さなければならないことがあるので、外注している場合だとコストが高くついたり、時間がかかったりします。構造計算 ができる建築士の場合はそのコストと時間を最低限に抑えることもできます。
ただし、構造専門の方もいらっしゃいます(構造建築家・構造設計事務所等)ので構造計算ができて、意匠設計もできる建築家・建築士は少ないと思います。
現在は、各部門とも専門化が進んでおり、一人で何もかも設計ができる時代ではなくなってきています。それぞれの分野に求められるスキルが高度化してきているからです。(2008年10月24日追記)

よくいう「欠陥住宅」は構造計算を行なえば防げますか?

少なくとも設計段階の欠陥を防ぐことが出来ます。最近耐震診断を行なっていると明らかに設計段階のミスで欠陥が起こっていると類推できる事例を目に見ます。それを防ぐには有効だと思います。
ただし、施工段階のミス、手抜き等、図面どおり設計しない場合は構造計算では防ぐことはできません。これは信頼の置ける大工、工務店の施工と、それをしっかり監理する建築士が必要になると思います。

建築構造士って何?

社団法人日本建築構造技術者協会「JSCA」の責任において、社会に推薦しうる構造設計者の呼称(建築構造士のホームページより引用)
認定試験があり一級建築士で建築構造設計の実務経験が4年以上ないと受験資格も得られません。一級建築士の中の構造のスペシャリスト的存在とでもいいましょうか?
詳しくは、社団法人日本建築構造技術者協会のホームページにて。

※2008年11月の建築士法改正により、構造設計一級建築士という資格が新設されました。建築構造士と異なり、こちらは国家が認定する資格になります。(2008年10月24日追記)

木造3階建ては構造計算をしているのに欠陥が多いというのは本当?

阪神大震災のとき木造3階建てできちんと構造計算された建物の倒壊率は非常に低かったと記憶しています。ただし、これは計算通り、図面どおりきちんと作られ たものに限ります。採算性重視、間取り重視のため、計算や図面を無視して無理な施工をしたと思われる物件は非常に多いのです。これではせっかくの構造計算 も図面も役には立ちませんよね。
もし木造3階建てに住んでいて、確認申請の図面をお持ちの方は是非図面と施工が一致しているかどうか確認してみてください。もちろん多少の変更程度では大 勢に影響ない場合が多いので、それほど気にしないでいいと思いますが、かなり違う場合は一応専門家に見てもらったほうがいいでしょう。また施工業者・不動 産屋が確認申請の図面を渡さない場合もあります。もしお手元にない場合は業者にいって取り寄せましょう。

本格的に構造計算を学ぶには?

構造計算の基礎となる構造力学は、大学でも1・2級建築士の試験のテキストでも学ぶことはできます。しかしこれだけでは実務をこなす能力がつかないのも事実 です。構造計算は、実務で学ぶことが多いです。テキストでは整形の建物を扱うことが多く、マスターしても応用が利かないからです。実務経験が重要なので実 務レベルを求めるならきちんとした構造設計事務所に入所するのが一番です。
逆に計算業務というより構造を学びたいというのなら、近年は良いテキストがたくさん発売されていますので、書籍に目を通すことをお勧めします。
構造別では、木造では「木造軸組工法住宅の許容応力度設計」(財)日本住宅・木材技術センター)で一通り学ぶことができます。ただ木構造全般・構造計算基本についてかなり理解していないと読みこなすことは出来ません。
RC造では、「鉄筋コンクリート構造計算基準・同解説」(日本建築学会)がバイブル的存在になっています。設計事例も載っています。
鉄骨造では、「鋼構造設計基準」(日本建築学会)があります。こちらも古い本ですが必須だと思います。最新の情報等が掲載されていないので、他でマスターする必要があると思います。
最近、構造計算の実務向けの専門書も増えています。一冊でマスターしようとせず、複数の書籍を参考にしたほうが良いです。構造計算の方法は一通りではな く、著者によっても解釈は結構異なります。どのみち短期間でマスターするのは難しいので地道に勉強し実務を経験することが必要です。(2008年10月24日追記)

構造計算結果を見ると梁の断面が小さく見えるのですが大丈夫でしょうか?

木造3階建ての構造計算結果を見ると木造2階建てで構造計算なしで一般的に使われる梁よりも小さめに見えて不安に思える場合があります。これは木造2階建て は構造計算をしないのでかなり安全よりで設計している場合があるためです。計算結果を反映させた設計は一応安心ですが、大工の勘や施工の原則等でサイズ アップしたほうが良い場合も多いです。もちろん余程大きな部材を使わない限り、梁は太めのほうが安全で頑丈です。

狭小住宅は安全ですか?

最近流行の狭小住宅。デザイン的にも洗練されているものが多く憧れる人も多いと思います。しかし構造の原則から見ると大きめでゆとりのある住宅に比べ、安全 に作るのには手間と技量がより多く必要です。きちんと構造計算・設計を行い、腕の良い職人に施工させることが必要です。ただ外見を真似た狭小住宅を見かけ ますが住みにくい上に構造上も弱いものが多いです。気をつけてください。

構造計算は台風等の風に対しても計算されているのですか?

風(風圧力)に対しての計算は行っております。地域毎に風の強さが違うので告示で定められた数値をもとに計算しています。高層ビルの下や風が特別強い場所に関しては、風に対する抵抗力を高める設計をすることが出来ますので気になる方は相談ください。一般に長細い住宅や狭小住宅は風に対して弱い傾向があります。

インターネットで構造計算を発注できるそうですが大丈夫でしょうか?

インターネットの普及により構造計算業務もネットを活用した新サービスが登場しています。価格的にも割安なのですが、それなりに注意が必要です。注意のポイントは、

1:価格の見積、追加金額の確認はきちんとすること
定額制が多いので他業務に比べトラブルは少ないのですが、顔をあわせない仕事なので慎重に。
2:納期を確認すること
小さい会社が多いので納期は仕事状況によって大きく異なる場合があります。
3:意匠上の法規チェックはきちんと行うこと。
通常、設計上のミスで設計変更し構造変更になる場合は追加料金を請求されます。
4:地域・土地の諸条件を伝えること。
構造技術者は地域差が頭に入っていない場合があります。役所等で確認すると思われますが、念のため地耐力や、その地域に関する情報、確認申請を提出する確認機関の名前等を伝えておくとトラブルが少なくて済みます。
5:どこまでが業務に入っているか確認すること
場合によっては構造計算のみ、構造図が入っていても計算結果が反映された簡略図のみの場合があります。自身が必要とするレベルはどのあたりなのか伝えて大丈夫か確認しないと後日トラブルの原因となります。

よく「新耐震」以前の住宅は危険!と聞きますがどういうことでしょうか?

通称「新耐震」とは昭和56年の新耐震設計法の施工以降の建物のことをいいます。阪神淡路大震災時にも、新耐震以降の建物の倒壊率が低くなっています。新耐 震設計法は、おおむね間違っていないことが実証された形になりました。逆に新耐震以前の建物の地震時の倒壊の確率が高いことから、新耐震以前の住宅の危険 性が叫ばれるようになりました。
新耐震以前の建物、特に木造住宅は一度耐震診断をしてみることをお勧めします。
阪神大震災以降、震災の内容を踏まえ設計方法も改善されてきています。近年の建物は非常に丈夫に作られるようになりました。

構造計算結果を反映しないで建築している業者があるということですが可能なのでしょうか?

可能か不可能かといえば「可能」です。構造の検査が事実上ない建物ですと構造計算が必要な建物でもノーチェックで竣工することができます。あとは施工会社の良心です。そんなことがないよう思いたいのですが・・・。

住宅の構造設計は高いといわれましたが、いくらぐらいなんでしょうか?

規模、工法によっても価格が違いますし、構造設計者とその難易度、監理の有無等で価格が変わってきます。設計だけだと10万~20万円程度です。構造設計 の専門家はアトリエ系の建築家に比べると世間での露出度が少ないため相談しずらいのが現状です。通常の建築士や工務店を通しての依頼が通常となります。構 造設計者の中には通常の設計をできる人間もいますので、構造面を重視される方は、構造系の設計事務所に依頼するのも良いかもしれません。

木造住宅の限界耐力計算って何?

平成12年の建築基準法施行令の改正・施行により、限界耐力計算が適用できるようになりました。
適用範囲は木造住宅(2×4や丸太組工法は除く)で、伝統的な軸組工法を用いた建物です。現行法のもとでは一般に告示で壁量規定を満足させることや、仕口 を金物の使用が義務付けられているため、土壁使用で金物を利用しない伝統的な軸組工法は事実上設計できない状況でした。限界耐力計算は告示の規定に縛られ ることなく、伝統的な軸組み工法による建物の耐震性能を適切に評価できるため、設計が可能になりました。
最近の壁で囲まれた住宅の設計には特に利用する必要はないと思われます。

通常の木造耐震診断では構造計算を行っているのですか?

一 般的に木造耐震診断では、構造計算は行われません。旧診断だと、一般的な壁量計算や偏心率の計算といった現在の建築基準法に沿った現在の仕様で簡易計算さ れています。従って非常に不利な数字が出てしまうのは仕方がないのかもしれません。新診断では、新たに最近の研究成果を加え、より実態に近い診断が出来る ようになりましたが、その計算方法は建築基準法の計算とは異なります。これは、構造計算が新築を対象に行われ部材や仕様を明確に行っているのに対し、耐震 診断は仕様や部材が不明なことが多いためです。よって現在の一般的な耐震診断では梁の太さの計算や、柱にかかる荷重の計算などは行われていません。

構造計算できるのと構造に詳しいのは違うの?

構造計算はどちらかというと計算の技術。中には建築の現場の構造に詳しくない技術者もいます。当然構造に詳しいはずなのですが、分業のせいか構造計算のでき る有能な構造技術者は現場のことがわからない、といった現象も見られます。現場の納まりは現場にしかわからない場合があるし、構造計算できても構造施工図 が書けない人もいます。また、それぞれ得意分野があり、RC造に強い人で木造はまったく知らない人もいます。構造に詳しいといってもすべてを知っていると は限りません。

木造住宅の基礎は、構造計算されていないと聞きますが大丈夫でしょうか?

通常の木造住宅の 基礎は構造計算されていません。これは木造部分と同様、今までの経験や基準値や設計例から作成すればほぼ問題がないと思われていた点からなのかはわかりま せん。ただきちんと地盤調査し、その結果に基づき基礎を設計しきちんと施工すればほぼ問題はありません。しかし長細い建物、基礎の地中梁のスパンが長い建 物等は危険が残ります。基礎も計算をしてきちんと構造設計をしたほうが良いようです。木造3階建てや他の構造形式の場合計算が義務づけられているので安心 です。

木造で4階建て住宅が出来るようになったと聞きますが本当でしょうか?

2004年から日本ツーバイ フォー建築協会が耐火構造の認定を取りましたので、ツーバイフォーに限り可能になりました。しかし条件が厳しく、通常の木造やツーバイフォーとは異なるの で注意が必要です。2006年秋には、日本木造住宅産業協会が在来木造の耐火建築の認定を取得しました。こちらも同協会の会員しか施工できず、条件が厳し いようです。
現在、木造4階建ては保有水平耐力計算が必要であり、適合性判定が必要です。しかし設計できる建築士も審査できる検査機関も少なく、事実上設計・建築が難 しい状況にあります。また設計条件は非常に厳しく、各階の壁位置柱位置が同じである建物しか事実上設計できません。今後に期待というところでしょうか? (2007/9/26加筆)

通し柱があると建物が強いって本当ですか?

木造住宅の場合、1階から小屋まで一本の柱を建てる通し柱というものがあります。通常4隅にあります。通説では通し柱があると住宅が強いと言われてきました。
しかし近年、通し柱はある程度の太さが無ければ強くはない、と構造技術者たちは感じるようになりました。現在通し柱として使われている柱は12センチ角程 度です。通し柱の場合、この柱に2階床や壁を支える梁を通さなければなりません。このさい通し柱にほぞ(穴)を開けることになり強度が落ちてしまうので す。隅柱なら2カ所で済むので、まだ問題は少ないのですが、建物の内部の柱になりますと4方向に穴を開けなければなりません。こうなると逆に弱くなってし まうのは明らかです。少なくとも通し柱があるから地震に強いとか、頑丈とかいうのは迷信です。

構造計算ソフト会社で有名なところは?

有名なところはユニオンシステム株式会社です。「SS2」という一貫計算ソフトが有名で、ラインナップも豊富です。「BUILD一貫」で有名な株式会社構造 ソフトや、根強い人気の「壁麻呂」をもつ株式会社東京デンコー、有名CADの「DRA-CAD」を持つ株式会社構造システムも有名です。改正法後初の大臣 認定ソフト「SEIN La CREA」のNTTデータは、あまり利用者が多くありませんでしたが今後普及するかもしれません。しかし一般的に構造計算ソフトは特殊で、一般ユーザーに はなじみが薄いかもしれません。

木造より鉄筋コンクリートのほうが地震に強いと言われていますが

よく聞く 話ですが、そうとも言い切れません。偽造や現場ミス、設計ミスを除いても、小型住宅では言い切れません。木造の良さは軽量な割に丈夫な点です。軽量なの で、鉄筋コンクリート造よりも地盤が悪い場所でも十分設計が成り立つことがあります。また補修や増築も木造のほうが簡単です。昔の木造住宅は耐震性に不安 がありますが、新築の場合は遜色ありません。むしろ設計内容によると思われます。
ただし木造は基本的に3階までで、現在の法制度では大規模建築には向きません。

集成材って何?

集成材は、木材を薄く板状にしたものを接着剤等で接着した構造用の材料です。天然の木に比べ、くるいにくい、強度が強い(弱い場合もあります)、などのメ リットがあります。見た目も美しく、曲線などの加工もできるので、現在は広く流通しています。悪い材料の場合や環境によって接着部分が剥がれることがあり ます。(2008年10月24日追記)

耐力壁って何?

地震・台風などの力に有効に対抗できる壁 のこと。木造だと筋かいや構造用合板等で構成されています。鉄筋コンクリートだと鉄筋コンクリートの壁が耐力壁になります。壁といっても耐力壁でなければ 地震に有効ではありません(少しは有効かもしれませんが)。耐力壁は多ければ建物が強くなりますが、バランスも重要なので、一概に多ければ良いといいきれ ません。きちんとした専門家に相談して工事するようにしましょう。

建築基準法では、どれくらいの地震を想定しているか?

建築基準法では、一般に使われている「震度」という尺度はありません。現行の耐震基準(よく新耐震といわれているもの)は、中規模の地震に対して、ほとんど 損傷を生じず、極めてまれにしか起こらない大規模の地震に対しても人命に危害を及ぼすような倒壊の被害を生じさせないことを目標としています。一般的に は、中規模の地震は「震度5強」程度、大規模の地震は「震度6強から7程度」のようで、震度6以上だと損傷は免れない、というレベルであることがわかりま す(表現があいまいでわかりにくく、はっきり断言できませんが)。よく考えると建築基準法は「最低の基準」なのでこれで十分なのかもしれません。しかしで きれば、もう少し余裕をもった設計をしてもらったほうが幸せだと思います。

木造の構造計算って種類があるの?

実は、一口に構造計算といっても様々な方法があります。木造に於いても数種類あります。2階建ての場合、構造計算をしなくてもよく、壁量計算といった簡易な方法のみで法的には大丈夫です。これは正式には構造計算とはいいません。
一番普及している木造の構造計算は、(財)日本住宅・木材技術センターで発行しているマニュアルに則った許容応力度計算です。ほとんどの構造計算はこのマ ニュアルに準じて計算しています。しかしやっかいなのは、マニュアルには新旧がある点です。古いのは「3階建て木造住宅の構造設計と防火設計の手引き(以 下青本)」という本で、初版は昭和63年に発行されました。新しいのは「木造軸組工法の許容応力度設計(新本)」で平成13年に発行されました。通常だと 新しい本の方式で設計するようになるのはずなのですが、未だ青本で計算する人が多いのが現状です。役所も両方式OKのほうが多いです。阪神淡路大震災を経 て、青本で設計された建物の被害が少なかったことが一因ともいわれますが、当然、新本のほうが最新の知見で編集されていて、今後は新本の形式で構造計算さ れることが主流になると思われます(2015年現在青本を使って計算しているところはほぼなくなりました)。
更に、木造住宅でも限界耐力計算という方法も定められました。まだ利用は非常に少ないこれからの計算法です。古民家のような伝統的構法の建物を建てようとするときに有効です。

構造設計・計算はやる人によって結果が異なるって本当?

本当です。どちらが正しいというわけではなく、建築の構造設計はある程度自由度があるものなのです。これは同じ計算ソフトを使っている人間間でも同じです。 また時代によっても異なります。私も親子とも構造設計をしています。しかし親子で見解が分かれたり設計が異なってくることはざらです。これが違う事務所、 違う地方であればもっと異なってくると予想できます。実際他人の計算書をみていて、なるほど!と思ったり、こりゃないだろ!と思ったり、???と思うこと は多いです。しかしだからといってそれが間違っているとは断定できませんし、今まで見てきたなかでは、根本的に間違っていたり大幅に計算間違いをしていて いるケースは見かけません。

木造の構造計算で、やる人やソフト、種類によってどれくらい結果が異なってくるの?

ある掲示板でも話題になっていましたが、認定を取っていない上、計算方法が複数ある木造の構造計算では結果に差異は非常にあるようです。もっとも計算書通り 設計している方はいらっしゃらないと思いますが(木造の難しさです)。荷重設定も仕上げや計算方法で結構異なるのもやっかいな問題です。またソフトは完全 ではなく(これは鉄骨造や鉄筋コンクリートでも同じ)、計算するには構造計算や設計法について熟知している必要があり、ソフトの自動計算だけで対応できな いこともあります。またソフトだと過剰設計になりがち(金物)だったり、細かい部分について計算が面倒だったりします。部材のサイズはそれほど違いはない と思いますが、金物は倍以上異なることもあるようです。私も過剰設計と思われる他の建築士の構造設計をやりなおし、金物を半分程度になったことがありま す。これは荷重を減らしたりとか違法な方法を使わなくても設計方法によって差異が出てくる一例です。尚、壁の配置やバランス、梁のかけ方、壁量は設計者が 独自の基準を持っていることが多く、こういう点でも100人構造設計者がいれば100通りの結果が出てくるのも無理ないと思います。

構造設計・構造計算通りに建設していない建物が多いって本当?

きちんとした構造設計・構造計算がされていても、その通りに施工していない建物は結構あると言われています。構造設計を確認申請を通すための手段と考えてい た人がいたと聞きます。しかし設計よりも安全側に施工する場合も多く、すべてが悪いわけではありません。また設計以降、施主の意見でプラン変更などを行っ た場合、正規の計画変更を出さずに施工する場合もあります。こういう場合、図面と建物の不整合が発生します。

木造3階建ての設計をする場合の注意点は?

木造2階建てと3階建ての設計は大幅に違います。主に構造計算の有無の違いということは理解していても、初めての方はその制約の多さにうんざりすると思いま す。2階建てでは可能なものも3階建てでは不可能になるものも多く、プランニングの段階から構造設計者と打ち合わせをしておくことをお勧めします。
特に、スキップフロアは原則不可です。また直通階段も必要となります。また市街地では準耐火建築物になるケースが多く梁の露出も難しいです。壁量も多く必 要なうえ、46条の基準よりも実際多くの壁量がいることがほとんどです。出来るだけシンプルなプランにすることをお勧めします。

木造住宅は壁(耐力壁)を増やせば耐震性が上がるって本当?

木造住宅の耐震性は主に、耐力壁という筋交いなどの地震に有効な壁を増やすことによって強くすることができます。しかしこれだけで耐震性が決まるわけではあ りません。柱、梁というった構造部材の強さも重要です。更に壁は建物内にバランスよく設置することが重要です。片側だけ強くしてしまうとバランスが悪くな り、かえって倒壊しやすくなったりもします。専門家による設計が必要です。

大臣認定でない構造計算ソフトを利用していいのか?

構造計算は手計算でも良いことになっております。ですからエクセルであろうと自作ソフトであろうと利用しても良いことになります。もちろん計算プロセスや結 果は正確でなければなりません。大臣認定でない構造計算ソフトも多数存在しますし、それらが大臣認定のソフトに劣るとは必ずしも言い切れず、良いソフトも たくさんあります。ソフトは道具でしかなく、結局構造技術者の腕によって構造設計の善し悪しが決定してきます。
新制度になり、新しい大臣認定ソフトが2008年4月に発売されました。一種類のみで、他社からは発売されておりません。理由は、まだ制度が曖昧で審査が 進まないからです。現在、大臣認定ソフトでなくても、支障なく業務が進んでいる状態です。(2008年10月24日追記)
2015年12月現在も、他社から大臣認定ソフトは発売されておりません。(2015年12月4日追記)

N値計算法の欠点とは?

N 値計算法とは、木造住宅の柱頭柱脚の仕口金物を選定する簡易な計算方法です。通常告示1460号の表から金物を選定するのですが、非常に不経済的な設計で 過剰な設計になっています。そこでN値計算法で上下左右の壁の状況を考慮しながら金物を算定します。基本的にモデルケースの構造計算で算出した金物が簡単 に求められるようになっています。しかし、建物内部に壁を集中させると金物を大幅に減らせるとか、間くずれした柱間では正確に算出することが難しかった り、建物の重さや高さを考慮できなかったりと欠点は多いです。標準的な建物なら心配はないですが、複雑な形状の建物や、階高が高い建物は注意が必要です。 やはり構造計算による方法が安心です。

有名な建築家なら構造設計は安心か?

熟練した建築家の中には、構造設計者顔負けに構造の知識が詳しい方がいらっしゃります。計算はできなくても十分に安全を考慮し設計している上、信頼できる構造設計者に安全性を確認してもらっていて非常に安心感があります。
しかし、有名な建築家や雑誌に出てくる建築家の中には、デザイン優先で構造の安全性を2の次にしているように思われる方もいるのも事実です。一般的に奇抜 なデザインほど構造の安全性は低くなる傾向があります。これは有名、有名じゃないは問題ではありません。有名な建築家なら安心、という幻想は捨て去った方 が賢明です。

そもそも構造計算されている建物は安心なのか?

構造計算は建築基準法に基づき安全性を確認しております。従って 建築基準法の想定している事態の範囲内であれば、安全であるといえます。しかしながら、震度等に明確な基準があるわけでもないので、実際には大地震がきて みないとわからない、というのが実情です。木造住宅のように歴史が長いものについてはある程度情報はそろっていますが、超高層ビルなど、未だ超巨大地震に 遭ったことがない建物もあるわけで、完全に信頼できるわけではありません。さらにどれくらいの規模の地震がくるか?などということも我々が想定できるもの ではないのです。そもそも建築基準法は最低の基準を定めた法律のため、その基準を満たしたから完全に安心というわけではまったくありません。
高層マンションが地震に強いというのは、ただの神話であり、実際に地震が来てみないとわからない点が多くあるのも事実です。もちろん通常の建物に比べ設計・施工とも厳密に行っているとは思いますが。

壁量計算は構造計算と違うの?

木造住宅の設計で用いる壁量計算は、木造2階建て(もしくは平家建て)の安全性を確認するために計算する「簡易な方法」です。建物に必要な強さを建物の見付 け面積と、床面積から算出し、耐力壁の強さの指標である「壁倍率」の合計が建物に必要な強さを上回ればOKという非常にシンプルな方法です。しかし梁や部 材の強度計算は除外されており、正確な計算とはいえません。また役所等でも審査の対象外なので、計算自体を行っていない場合もあります。
きちんと設計するためには構造計算が必要でありますが、経験豊かで設計をよく分かっている建築士が設計するなら、壁量計算でも十分というケースも多いです。

新大臣認定ソフトが出たら、従来の大臣認定ソフトは使えないのか?

2007年4月現在、各構造計算ソフトから、今後の方針が出ています。新大臣認定用に新しいソフトを開発するところと、従来のソフトをバージョンアップす る会社に分かれています。新大臣認定ソフトになったからって従来の構造計算の仕組みが大きく変わるわけではありません。それよりもルールがかなり多くな る、と考えて良いでしょう。更に、新法施行までに時間がなく、事実上新大臣認定ソフトが出るのは随分先になると思われます(2008年2月に一本目が認定 されました)。しばらくの間、従来の大臣認定ソフトは、大臣認定でないだけで利用できるでしょう。新告示には新しいバージョンで対応しています。現在発売 されている構造計算ソフトは、実質改正法に対応しております。将来的にも、すべてが新大臣認定ソフトになるか疑問が残りますので、どうなるか今後を見守っ ていこうと思っています。


耐震偽装事件関連

2005年の構造計算書偽装事件時に質問が多かった内容です。現在ではかなり変わっている部分もあります。

そもそも構造計算書って簡単に偽造できるの?

構造計算は一般的にパソコンで計算されています。非常に精密なものなので、ほとんどの計算ソフト(木造を除く)は建築基準法改正前は国土交通大臣認定を 取っていました(個別な部位の計算ソフトや、3次元解析などの汎用ソフトは認定をとっていません)。今回の事件も認定をとっているソフトでした。もちろん 通常の場合偽造などしませんし、ソフト自体にそんな機能がついているわけではありません。今回の事件のように計算書を複数作るのは手間がかかるだけで、構造屋さんに業務上のメリットはありません。
今回の方法は、入力用データの出力と出力用データの出力を別なものをくっつけたようです。また、文字編集ソフトを利用してデータを改ざんする手法のものも ありました。認定ソフトであれば、計算が回れば8桁の番号が付くので、別々なら(そういう目でみていれば)偽造はわかります。もちろんそのような事態を役 所・確認機関が想定していたかは疑問です。ちなみに偽装事件後、大臣認定の構造計算ソフトは文字編集ソフトなどを用いて改ざんは出来ないようになっていま す。
2007年の建築基準法改正に伴い、大臣認定ソフトの制度が変わり現在はまだ認定を受けたソフトは1本のみです(2009年3月現在)

民間の指定確認検査機関って何?

「指定確認検査機関」の制度は平成10年の建築基準法改正によって誕生した比較的新しい制度です。市、区など特定行政庁の建築主事が行ってきた建築物の確認、 検査業務について、必要な審査能力を備える公正な民間機関(指定確認検査機関)も行うことができるようになりました。よく民間の確認機関と呼ばれているも のは指定確認検査機関です。
指定は、規模により都道府県知事や国土交通大臣が指定します。

役所や指定確認検査機関は構造をチェックしているの?

法律上、構造計算を求められる建築物に関しては、所定の方法で必ずチェックをしています。建築基準法では、建築物を建てる前に、敷地、構造、設備など安全性 の内容をあらかじめ記載した建築確認申請書を役所等や指定確認検査機関(民間の確認機関)に提出し、確認を受けなければなりません。一般的な役所では、意 匠(建築一般)の担当者の他、設備、構造の担当者が必ずいます(兼任もあるようです)。そこで所定の方法でチェックを行います。
構造計算書は国土交通大臣の認定を受けているソフトで一部計算書の提出を省略できるソフトを使っても100ページは軽く超えるので、現実的にはすべてチェックすることは不可能だと思いますし、確認は本来そのような作業ではないと思われます。
2007年6月の建築基準法改正により、チェックが厳格化されました。その弊害で2007年10月現在、非常に申請業務が滞っていました。2008年には混乱もほぼ解消されています。チェックと業務の円滑化はどちらを優先するかは非常に難しい問題だと思われます。

偽造された構造計算を見て建築士や現場施工者はなぜ気付かなかったの?

今回の事件の真相はわかりませんが、構造計算書をみて読み取れる建築士や施工業者の数は少ないです。基本的に構造計算書の内容を図面にした「構造図」を元に 施工計画を立てます。ですから偽造されたかどうかなどは実際わからないと思います。ただ、部材の断面が一般に比べ著しく小さい場合などは施工業者でも気付 きますし、一般の建築士なら、構造計算はできなくても部材の断面はある程度推測できるので、構造図をみればわかるかもしれません。

中高層のマンションやホテルも一人の建築士で構造設計できてしまうものなのか?

特にマンションやホテルのように、同じような階が連続して立ち上がるような建物のほとんどは構造計算ソフトを利用して建てられます。超高層になると様々な制 約がつくため、一人で行うことは事実上難しいですが、10階程度のビルの計算とちょっとした構造図なら、ある程度の経験を積んだ構造計算の出来る建築士な ら十分一人で可能です。一例ですが、(株)東京デンコーのACE許容という構造計算ソフトは理論上、100階までの保有耐力計算が可能です(実際は一人で 超高層を設計するのは不可能ですが)。

今回の件は構造計算ソフトの構造上の問題なのか?

<この内容は耐震偽装事件の頃の記事です>
まだ、情報がそれほど入ってきていないので現時点での解釈です。今回のソフト名はさておき、国土交通大臣の認定をとっているソフトを利用しているので、確 認申請時の一部図書の省略が認められています。さて今回の場合、2つの別の計算書の別々の部分をくっつけているので、ソフトの問題ではないです。ただし チェックすればわかるレベルの偽造とはいえ、今回のような偽造が起きないようなチェックしやすい帳票にするようにして欲しいものです。

完成後、専門家は見ただけで計算書偽装マンションと見抜けるのか?

テ レビ局から問い合わせがありましたが、今回のような鉄筋コンクリート造のマンションでは、実際は構造部材を仕上げ材(天井等)で覆っているのと、鉄筋コン クリートの配筋が見えないため、見ただけで計算書偽装マンションだと断定するのは無理があります。図面を見てからでないと何ともいえません。極端な場合の み判断できる可能性があります。

耐震性を謳っているマンションは大丈夫?

私が見る限り、チラシ等で 販売する新築マンションには必ず耐震性のことについて述べられています。少なくとも建築基準法を満たす耐震性能があるのですが、それ以上に安全かはそれぞ れの建物によって異なります。専門的な用語が並べられていますし、販売員に聞いても「大丈夫です」という答えしか返ってきません。価格、工法、業者の信頼 性等トータルに考える必要があります。

構造計算書には必ず性能評価書や利用者証明書等がついていなければならないのか、またテレビでよく言われている性能評価番号等のヘッダーは必ずなければならないのか?

<この内容は耐震偽装事件の頃の記事です>
このあたりに誤解があるらしいので、構造計算ソフトメーカーは対応に苦慮しているようです。まず大臣認定の構造計算プログラムがあるということは、大臣認 定ではないプログラムがあると言うことです。しかし大臣認定の計算ソフトでなければ計算が出来ないというわけではなく、手書きの計算書でも所定の手続きを して計算をしてあればOKなのです。では大臣認定のソフトを使う理由は、全部出したら数百枚、数千枚になる計算書の一部を省略できることにあります。逆に 審査する側は、ソフトに対する信頼性があるので、入力値と結果を見れば、ある程度正確な審査(ここが今回の盲点です)が出来る点で、審査が迅速にできると いうメリットがあります。
大臣認定プログラムを使っていても、ヘッダーが印刷されていない場合があります。これは、性能評価の範囲を超えたり(階数等)、ソフトでは計算できない部 分を構造技術者の技量において正しいことを実証して構造検討をしている場合、個別計算的な使用をした場合などがあります。ですから、ヘッダーが出力されて いない計算書が駄目というわけではありません。逆にヘッダー出力されていないものは大臣認定プログラムであっても大臣認定ではないわけです(図書の省略は 不可)。そもそもヘッダーは認定プログラムの適正使用を証明するもので、構造設計そのものが適正であるかを判断するものではないそうです。エラーメッセー ジが計算書に表示されている場合もありますが、構造技術者が見解と計算を添えて検証し、その検証が正しければ構造計算はOKです。
2007年6月の建築基準法改正に伴い、それまでの大臣認定はすべて無効になりました。今後新大臣認定ソフトが発売されるようです。2007年10月現 在、新大臣認定ソフトはまだありません。現在認定を取る作業をしているソフトがありますので、認定が取れるのは冬以降になると思われます。

構造計算ソフトの種類は?そんなに高いの?

一口に構造計算ソフトといっても種類は様々にあります。民間で一般的に使われているソフトでは、鉄骨造と鉄筋コンクリート造は同じソフトで対応出来る場合が 多いです。そのほかに鉄骨鉄筋コンクリート造は、標準装備であったりオプションであったりになります。小型建築物で多い壁式鉄筋コンクリート造になると、 まったく別ソフトで販売されるケースが多いです。また、擁壁や木造、ツーバイフォー等も別個のソフトです。そのほかに立体解析のソフトも別です。
構造設計者はその中から、自分の業務にあったソフトを選択します。専門ソフトなので価格が非常に高く、サポート代金も高いです。一例として、(株)構造ソ フトの「BUILD一貫Ⅲ」は130万円(2006年末現在・税抜)です(鉄骨・鉄筋コンクリート・鉄骨鉄筋コンクリート)。価格は同一製品でも、計算出 来る階数、計算ルート等によっても異なっています。同じ構造でも計算ルートが違うと別のソフトが必要になる場合もあります。2007年12月にストラク チャーのビルディングエディターという一貫計算ソフトがフリーソフトとなり注目を集めています。

構造計算ソフトの計算データの偽造が出来ると聞いたのですが。

日本ERIのによると、今回の偽造事件で構造計算書の差し替えだけでなく、計算結果データ自体を改竄された可能性があると発表しました。確かに、今回の計算 書を作成した構造計算ソフトの計算結果はテキストデータでありワープロソフトやエディタで内容を書き換えることは理屈上は可能であります(そんなこと考え る人がいるとは思いませんでしたが)。逆にそのおかげでデータから変換し精度の高い図面作成の手助けが出来ることもあります。計算ソフト自体の偽造ではあ りません。また、事件以降、各構造計算ソフト開発会社は、計算データの偽造が出来ないようにソフトを改良しています。しかし印刷物自体に偽造を施すという 手段もあるので完全に偽造を防ぐ手段とはなっていません。
新大臣認定ソフトでは、計算データの提出を求められています。印刷時の偽造を防ぐ方法も取り入れられています。(2008年10月24日追記)

なぜ構造の専門の建築家って有名な方が少ないの?

テレビで報道されているように日本では構造の専門家は建築出身者が多く、その多くが意匠事務所の下請けという位置づけになっていることは間違いありません。 そのためホームページを持っている構造設計事務所は少ないです。しかしながら実力もあり著名な構造建築家も多いです。ただマスコミ等に出てくる機会が少な い分野のため目立たないだけです。

構造の専門家になるにはどうすればよいの?

多いパターンは、ゼネコンの構造出身者と構造設計事務所の出身者です。経験が物を言う分野のため、独学で大成するのは非常に難しいのが現状です。
現在はパソコン計算ソフトの普及で入力作業は未経験者でも出来るのが現状です。しかしそれは構造設計とはいえません。計算ソフトの入力は容易いですが、入 力をするまでの建物のモデル化、入力値の評価、図面の作成、施工の監理までともなると非常に多くの経験と、努力が必要になります。

他人が設計や施工が間違っている場合建築士はどう動くか?

他人の設計に興味津々なのが建築の分野。やたら建築の雑誌を参考にしている建築士がいるのも事実です。しかしながら構造の場合特殊な構造でもない限り、他人 の設計に興味を示すことは希です。直接設計に関わらない限り、現場に入れないこともあり、他人の間違いに気付くことは希だと思います。

構造の建築士は給料が安いのか?

勝手にマスコミでこのように言われていますが、千差万別です。下請け的経営を余儀なくされる業界なので一部当たっていますが、全体的に見ればすべての建築士 も正直給料が高いとは言い難い面もあります。また意匠の設計事務所も下請け的経営をしているところもあります。よほど有名にでもならない限り、個人の設計 事務所は価格破壊が進んでいるため厳しい経営と言われており、各建築士の団体は会員減に悩んでいると聞いております。構造の建築士だけが一概に下請けで給 料が安いというのは間違いです。改正法後、構造の建築士は激減が予想され、今後立場が上がってくる可能性があります。

構造計算が出来ない施工業者が今回の偽造に気がつくか?

証人喚問で構造計算は出来ないので、とか構造計算の専門家ではないので、などという方がいらっしゃいました。では構造計算出来なければ図面がおかしいことに 気がつかないのか?答えはノーです。一般に構造計算を下請けでやっている建築士は鉄筋の1平方メートルあたりのコンクリートの使用量や鉄筋の重さなど知ら ずに設計しています。そんなことは計算上必要ないからです(計算した後これくらいになる、ということは知っている場合もあるのですが)。逆にこれが必要な のは施工業者です。ということは施工業者にいる建築士は、その建物に必要であろう鉄筋の重さなどの過去の事例は当然知っているはずで、それは構造計算出来 る出来ないとはまったく関係ないことです。構造の専門家が、などといっていますが

民間(指定建築確認機関)と役所どちらのチェックが信用おけるの?

こういう分類はいかがなものか?と思いますが、よく質問されます。基本的にはそれほど変わりません。というのは、それなりにきちんと制度化されているからで す。ですから、特定の民間のみが、見落としていたわけではなく、複数の指定建築確認機関と複数の役所が見落としていました。どちらが信用できるか?という 問題ではありません。現場レベルでは、役所より民間のほうが確認申請の速度が早く、審査が均一化されているのでやりやすくはあります。
私の印象では、地方にいくと構造の審査が杜撰な役所を見かけます。担当者が詳しい人が少ないようです。東京や神戸、神奈川などは比較的厳しいです。逆に民間では、「なんて高レベルの構造担当者が検査機関にいるのだろう」と思える人に出会うことがあります。
どちらにせよ、建築の確認申請、各検査において、民間、役所のレベルの差を論議すること自体間違いだと思います。

構造の建築士の腕によって鉄筋量がかわることはあるの?

構造計算というと、数学の数式を解いていけば誰でも同じ結果がでる・・・と思っている方が結構多いです。もちろん同じ数式であれば解は同じです。しかし、 基本的な設計は構造設計者によってやり方も違うし腕も違います。モデル化や構造計画でも異なってきます。また初めからきちんとした経済設計をしたい場合 は、設計初期段階から構造設計者と共同で設計を行った方が効率的です。テレビで放映されているように耐震強度が計算する人によって異なるのも、事実あり得 ます。
出来れば腕の良い構造の建築士と仕事をしたいものです。

鉄骨造なら、不正は見抜きやすいか?

鉄筋コンクリートは、鉄筋を組んだ後、コンクリートを流し込むため完成後は不正を見抜きにくいという側面があります。では鉄骨造はどうでしょう?鉄骨造は 鉄筋コンクリートと異なり鉄骨だけで構造を組むシンプルな構造です。断面不足は建設中に見ればわかりやすく、鉄骨を製造している会社のチェックも入ってい るため、今回のような不正を行いにくい部分はあります。反面、鉄骨の接合部などのチェックはわかりにくいため、接合部の不良が指摘される場面が多いです。 また施工後すぐに耐火被覆をするため、施工後のチェックも非常に難しいです。

木造の構造計算ソフトは大臣認定ではないのか?

現在、木造の構造計算ソフトで大きなシェアを持っているのは、kizukuriだと思います。このソフトは複雑な木造の構造計算を簡単に計算できるように した画期的なソフトでした。しかし大臣認定を取っていません。素人でも入力出来る反面、荷重の考え方、各パラメーターの設定を間違えるととんでもない計算 結果を招く可能性があります(この点は他の構造計算ソフトも同じです)。その他、私が知っている限り、木造の構造計算ソフトで大臣認定を取っているソフト はありません。ストラデザインというソフトが2007年1月販売開始予定のバージョンで(財)日本住宅・木材技術センターの「新工法性能認証対応」版を発売いたしました。これは大臣認定とは異なりますが、第三者が性能を認める方法の一つで今後信頼性の指標になるかもしれません。

確認検査機関(役所、民間)は構造計算ソフトを持っていないのか?

基本的には持っていませんが偽装事件をきっかけに導入するところも増えています。。ですから有名なソフトのほうが確認申請が早いとか、まことしやかな噂も 過去には広まっていました。構造計算の実務をやったことがない人が構造審査を担当する場合が多いのでチェックは非常に大変だと思います。今後、審査の体制 を整えていくと思われます。すでに行政内では構造計算ソフトを導入しチェックを開始しているところもあります。

他人のやった構造計算の再計算って大変なの?

自分の経験からいうと「大変です」。同じ構造計算ソフトで、同じバージョンなら、まだやりようがありますが、異なっている場合は非常に苦労します。同じソ フトで同じバージョンだからといって同じ結果がでるわけではありません。構造設計を行う方の手法は人によって千差万別です。また構造計算書があるからと いって、すべてを復元出来るわけではありません(印刷を省略していたりするので)。だからといって手計算というのも非効率的です。構造計算偽装事件でも検 証に時間がかかったのはそのためです。

「経済設計」を売りにしている構造屋がいると聞いたのですが・・・

インターネットで構造設計をやっている事務所を見ると、構造設計=経済設計のようなアピールをしている事務所もあります。もちろん、法律を守った上でとい うことです。今時、お金を使いたい放題で設計してくれ、という顧客はほとんどいません。ですから経済性も考えて構造設計を行う必要があります。正直なとこ ろ過剰な設計は良いことはありません(建物が重くなる、資源の無駄遣い、お金がかかる)。ですから経済設計という考え方は一概に悪いことではありません。 建物に要求されるレベル(法律やお客様の要望)を満たすように設計する必要があります。同じ材料を使っても一方は弱く、一方は強い・・・そんな可能性もあ ります。部材をたくさん使ったり、材料を太くするだけで頑丈でない建物も世の中にはあるのです。他人と同じ程度の部材で最大の強度を出す!そのあたりは構 造屋さんの醍醐味かもしれません。

建築士でないのに構造計算が出来る人がいるの?

構造計算は特殊な技術ですが、建築士でなくても努力次第で身につけることができる技術です。数学的にはそれほどレベルの高い技量を求められないからです。 ただ経験とこの業界独特のセンスと勘が必要です。これは実務でなければわからないことです。実務で構造計算をして確認申請を出すには建築士の資格は必須で す。当然、新人は建築士を持っていないケースがほとんどなので、管理建築士はそういう人に構造計算、設計をさせる場合は十分に管理しなければなりません。
建築士法の改正により、従来もそうだったのですが、建築士以外で構造計算を実務で行う主体者にはなれなくなりました。これは確認申請時に構造設計者の名前と資格は明記しなければならないためです。ちなみにドイツでは構造と意匠の建築士資格は別別だそうです。

2級建築士がマンションの設計が出来るのか?

2級建築士の設計・監理は、1級建築士に比べ制限があります。2級建築士では学校や病院、映画館などは設計できません。主に3階建て以下の小型の建物しか 設計できません。マンションも小型であれば設計できますが、3階建て以下、のべ面積1000平方メートル以内です(鉄筋コンクリート造、鉄骨造等の建築物 の場合のべ面積は300平方メートル未満)。
もちろん一級建築士の管理の下に設計を手伝うことは問題ありません。

構造計算の計算方法自体が何種類もあるというのは本当?

マンション等の中高層建築物の構造計算の方法は実は一種類ではありません。従来から広く普及している方法は「許容応力度等計算」という方法です。建築基準 法では他に「限界耐力計算」「エネルギー法」「時刻歴応答解析」の計4つが定められています。「時刻歴応答解析」は60メートルを超える高層建築では義務 づけられています。「エネルギー法」は昨年から使えるようになりました。それより早く利用が開始された「限界耐力計算は、中高層では最近普及が進んでいま す。当然、計算方法が異なれば結果が違ってくることがあります。

限界耐力計算とは?

限界耐力計算は平成12年の建築基準法施行令改正において、従来からの許容応力度計算と並行する形で設けられた構造計算の手法の一つです。限界耐力計算 は、最大級(と思われる)積雪荷重および風圧力に対する安全性を直接検討するとともに、最大級の地震時における変形を計算し、それに基づいて必要な耐力を 計算して求め、必要な耐力を計算し安全性を確認する手法です。
従来の許容応力度計算は、仕様指向であり、建築基準法施行令に定められた仕様に合致するかを計算します(思いっきりはしょって書いているので後日項目を作 ります)。一方の限界耐力計算は地震動に対して地盤の振動特性と建物の振動特性との相互作用を考慮して、粘り耐えるように骨組みの設計をしようという性能 指向の設計方法です。
一部報道にありますが、法的には限界耐力計算と許容応力度等計算に優劣はありません。新旧で説明しているマスコミもありますが、両計算法は「並行」して使 われるものであります。むしろ限界耐力計算はまだ新しいので運用の面で問題を抱えているといわれ、一連の構造計算書偽造問題で、日本構造技術者協会は国土 交通省に「限界耐力計算の運用には問題点が多く指摘されている。混乱の一因となるので(強度検証に使うことを)推奨すべきではない」という意見書を提出し た(3月8日朝日新聞朝刊より)。
また一部で報道されているとおり、許容応力度等計算ではNGでも限界耐力計算ではOKということは、計算方法がまったく異なるのでありうることです。

限界耐力計算の詳しい解説(わかりやすい説明と技術的内容)は、Strucutreのホームページが良いので紹介しておきます。
株式会社ストラクチャー(コラムコーナーに「限界耐力計算ってなんだろう?」があります)


耐震偽装事件後の建築基準法改正関連

ここでは2005年の耐震偽装事件に伴う改正で変化したことなどを書いています。現在では異なる部分もありますので気をつけてください(2008年頃執筆終了)

1:在来木造構造計算について
告示1100号が改正になるので、構造用石膏ボードなどを利用できるようになります。その倍率などは押さえておく必要があります。
従来の石膏ボードの倍率が下がります(1倍→0.9倍)。耐力壁で石膏ボードを利用の方は注意願います。
構造用石膏ボードは石膏ボード製造会社より発表

木造の偏心率に関する規定が変わります

46条の壁量計算を適用除外する構造計算では、木造の偏心率は0.15になります(告示1899号)。
告示1899号では、0.15をクリアしなくても良い方法は、
イ:偏心率0.3をクリアし、令88条第一項に規定する地震力について標準層せん断力係数を0.2に昭和55年告示第1792号第七の表二の式によって計 算したFeの数値を乗じて得た数値以上とする計算をして、令82条第一号から第三号までに規定する構造計算を行って安全性が確かめられた場合
ロ:偏心率0.3をクリアし、かつ令88条第一項に規定する地震力が作用する場合における各階の構造耐力上主要な部分の当該階の剛心からの距離に応じたね じれの大きさを考慮して(ねじれ補正係数)、当該構造耐力上主要な部分に生ずる力を計算して令82条第一号から第三号までに規定する構造計算を行って安全 性が確かめられた場合。
この告示は、通常の木造2階建て住宅や、46条壁量計算を満たした構造計算を行っている木造3階建てでは該当しません。従来どおり0.3でOKです(告示1351号)

確認申請時に構造計算概要書が必要となります

木造も必要となるようです。ツーバイフォーは独自形式がありますが、在来木造はRC造・S造と同じものを利用します。構造計算概要書は国土交通省のHPか らダウンロードできます。民間の確認検査機関などからもダウンロードできるようになりました。しかし木造に本当に必要な項目なのか疑問が残る部分も多く、 どこまで書けばいいのか不明です。2007年8月現在、確認検査機関によって差があります。
私はエクセルで作りました。構造計算ソフト会社の対応が待たれます。kizukuriは構造計算概要書のソフトを発表しました。他ソフトでの対応は現実問題かなり難しい状況です(2007年8月末現在)。2007年末にはほとんど解消されました。

木造の層間変形角について

一部建築雑誌で木造3階建ても層間変形角1/200が必須のようなことが書かれていましたが、この件に対する回答が8月22日の建築行政情報センターから 出ました。結論だけいえば、(法的に)検討は必要だが、現実的には従来どおりでよいようです。解釈の難しい文章なので原文を読まれたほうが良いと思いま す。

その他

基準法遵守の考え方から木質構造設計規準に書かれている内容を一部否定する動きが出てきています。たとえば、米栂のめり込み。これは基準法と矛盾があるの で、米栂でめり込みを規準に合わせている方は早く基準法にあわせたほうが良いでしょう。めり込み自身も1.5倍の緩和が事実上認められなくなり、規準の緩 和策も認めない確認検査機関が増えています。屋根葺き材の検討なども求められるところが増えています。SS試験も結果だけでなく告示式で出せというところ もあります。

2008年2月9日の告示(第117号)

突然、告示が発行されました。土台のめり込みの件と、集成材の強度の件です。集成材の強度は少し強くなったようで、細かい数値を変更するのみでOKです。 土台のめり込みは告示でようやく緩和されました。厳しい検査機関で土台の設計が成り立たなくなったとお嘆きの方には朗報です。

2:ツーバイフォーの計算について

2007年11月に、計算指針などが全面改訂され、新法に対応しました。特に大きな変化はないようですが、注意が必要です。(2007/12/15)

5月17日付パブリックコメントにて、構造計算書の書式について書かれています。改正時に正式な発表があるかもしれません。
告示が一部改正(1540号が604号へ等)などされています。
石膏ボードの倍率が1.5倍→1.0倍(強化石膏ボードは1.3倍)と大幅に倍率ダウンしています。

計算内容は、今のところ変更など発表されていませんが、2008年秋に、指針などが発行されました。特に大きな変更はありませんでした。
構造計算概要書は専用の書式がありますが、「どうやって書けばいいの!」と怒りたくなります。良い書き方がありましたら教えてください。当事務所では、ツーバイフォーの検定比一覧表まで作成できるように

3:最新情報やリンク(当時の名前だけ残しています)

国土交通省
国土交通省の改正法関連
国土交通省パブリックコメント(2007年)
国土交通省6月20日改正法令(2007/6/6発表)

日事連ホームページ
構造関係の告示
改正法施行前後の建築確認と工事着工に係わる規定関係について

(財)日本住宅・木材技術センター
6月20日に木造住宅の構造設計に関する改正事項を発表しています。
確認申請に必須と思われる情報があります。4号建物しかやらない方も注目。
納まり図(有料)も改正法にあわせ新しくなりました。
9月上旬に、構造計算概要書サンプルと、概要書用の検定比図などのサンプルを公開しました。

(財)建築行政情報センター
改正法の情報、各書式など情報が豊富です。構造計算概要書の記入例もあります。
今回の改正のQ&Aも掲載されています。
4号建物(木造2階建て)の確認申請のサンプルも掲載されています。

民間の確認機関
日本ERI(情報が非常に豊富で整理されています)
ビューロベリタスジャパン

情報交換掲示板
建築構造設計べんりねっと
(構造技術者が活発な議論をしています)

4:新大臣認定ソフト情報

NTTデータ製の「SEIN La CREA」のプログラム性能評価が完了し、平成20年2月22日付けで国土交通大臣認定を取得しました(改正後初)

5:書籍

「改正建築基準法・建築士法及び関係政省令等の解説」(国土交通省住宅局建築指導課)

7 月21日に、通称「鶯本」の正式版が発行されました(色がデニムっぽい青に変更されたので注意)。過去講習会で配布されたものよりかなり分厚くなっていま す。今回の基準法・建築士法改正などの総合版と位置づけられそうな内容なので、構造のみならず意匠の方にもお勧めです。

2007年版建築物の構造関係技術基準解説書
8月10日発行予定の、構造の技術基準解説書です。これが出るまで審査や設計が出来ない!と感じていた方も多いと思います。ようやく発行され、9月から講習会も開始されます。これにより審査の円滑化が進むことを願っています。構造屋さんの必須アイテムです。

6:構造設計一級建築士とは?

<リンク>
財団法人建築技術教育普及センター
構造設計一級建築士の国からの最新情報はこちら

平成20年11月28日の建築士法改正に伴い、構造設計のスペシャリストとして構造設計一級建築士の資格制度が創設されました。一定規模以上の構造設計について必要になります。


構造計算ソフト関連(大臣認定関連)

 2015年12月現在、SEIN La Crea以外の大臣認定ソフトはありません。


 

<更新履歴>

・2003/5/27公開
・2003/6/24追加
・2004/3/16再掲載
・2004/9/7追加
・2004/9/27追加
・2004/12/3追加
・2005/1/21追加
・2005/2/1追加
・2005/3/6追加
・2005/5/23追加
・2005/7/17追加
・2005/9/9追加
・2005/11/1追加
・2005/11/18構造計算偽造事件
・2005/11/19追加
・2005/11/22追加
・2005/11/24追加
・2005/11/28追加
・2005/11/30追加
・2005/12/1レイアウト調整、リンク情報追加
・2005/12/2追加
・2005/12/6追加
・2005/12/12追加
・2005/12/14追加
・2005/12/16追加
・2005/12/21追加
・2005/12/31追加
・2006/1/5追加
・2006/1/10レイアウト変更(目次を上部に集めた)、内容追加
. ・2006/1/13追加
・2006/1/14リンク情報追加
・2006/1/19追加
・2006/1/25追加
・2006/2/2追加
・2006/2/6追加
・2006/2/7追加
・2006/2/10リンク情報更新
・2006/2/16追加
・2006/2/20追加
・2006/2/23追加
・2006/2/28追加
・2006/3/7追加
・2006/3/8追加
・2006/4/1レイアウト変更・追加
・2006/4/6追加
・2006/5/9追加
・2006/6/30追加
・2006/7/17修正・追加情報
・2006/9/8加筆訂正
・2006/9/25削除訂正
・2006/11/6追加
・2006/11/18追加
・2006/12/5追加
・2007/1/5追加
・2007/2/16追加
・2007/4/3加筆
・2007/4/23追加
・2007/5/23追加(改正法コーナー追加)
・2007/5/25追加(改正法)
・2007/6/4追加(改正法)
・2007/6/6追加(改正法)
・2007/6/8追加(改正法)
・2007/6/14追加(改正法)
・2007/6/17追加(改正法、構造計算ソフト)
・2007/6/20追加(改正法)
・2007/6/21追加(改正法)
・2007/7/8追加(改正法)
・2007/7/18追加(改正法、構造計算ソフト)
・2007/7/23追加(改正法)
・2007/7/30追加(改正法書籍)
・2007/8/10 1899号関連加筆修正
・2007/8/10 木造層間変形角がらみ加筆
・2007/8/29 木造偏心率関連修正
・2007/9/1 木造・構造計算概要書リンク
・2007/9/6 木造ソフト加筆
・2007/9/8 木造概要書用、断面検定比図などのサンプル発表(住木センターHP)
・2007/9/13 木造加筆
・2007/9/26 木造・ツーバイフォー加筆
・2007/10/16 構造計算について加筆修正(新情報に更新)
・2007/10/22 追記
・2007/11/9 追記
・2007/12/6 追記
・2007/12/15 フリーの一貫構造計算
・2007/12/18 構造計算ソフト情報更新
・2007/12/19 構造計算とは?更新
・2007/12/20 構造トレインリンクミス訂正
・2007/12/24 構造計算ソフト情報更新
・2008/1/13 大臣認定ソフト 仮認定情報
・2008/2/13 新告示(木造)追加
・2008/2/25 大臣認定ソフト情報、STR概要書オプション
・2008/3/3 ビルディングエディタ情報、HOUSE-WL発売
・2008/3/7 構造計算ソフト関連は別ページへ
・2008/3/11 構造計算ソフト更新(別ページ)
・2008/3/15 構造計算ソフト更新(別ページ)
・2008/4/7 構造設計一級建築士について
・2008/5/19 加筆
・2008/6/17 加筆
・2008/10/3 加筆
・2008/10/6 加筆
・2008/10/7 加筆
・2008/10/24 大幅加筆(日付を付加)
・2008/12/16 構造一級・木造更新
・2008/1/5 加筆
・2009/1/22 構造計算ソフト更新
・2009/1/23 加筆
・2009/1/27 構造計算ソフト更新
・2009/2/1 加筆
・2009/2/9 加筆
・2009/2/12 加筆(許容本改訂第2版)
・2009/2/23 構造計算ソフト更新(新許容本関連)
・2009/2/25 加筆
・2009/3/4 加筆
・2009/3/13 レイアウト変更
・2009/3/20 ニュース変更
・2009/3/23 加筆
・2009/4/1 加筆
・2009/8/3 加筆
・2009/10/30 加筆
・2009/11/10 加筆(ソフトほか)
・2009/12/18 加筆(ソフト他)
・20010/1/18 加筆(ソフトWin7対応)
・2010/2/5 加筆(ニュース)
・2010/2/23 構造計算からCAD図面へ(新設)
・2010/3/9 ニュース更新
・2010/3/10 講習会更新
・2010/12/1 加筆
・2010/12/6 加筆
・2010/12/17 構造計算ソフト・構造計算からCAD図面へ・更新
・2011/7/27更新終了。新ページ作成へ(後日公開)
・2012/2/1ページ引っ越し
・2012/4/11レイアウト変更、リンク整理
・2012/9/28tweet・Facebookボタン設置

・2015年12月4日にレイアウトの変更を行いました。一部記事を削除しました。


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