もくツール2023
2022年も12月。早いですね・・・
なまあずステーションも老朽化し、今後の新規会員の受け入れは停止する予定です。かなり頑張ってくれましたからね・・・。またセキュリティや運用の問題もあり、今後はもう少しシンプルなシステムで運用していこうと思います。既存のユーザー様には2025年まで提供していこうと思います。恐らくその頃には利用する人もいなくなっていると思います。改めて告知させて頂きます。
さて、HOUSE-ST1向けの補助ツールのもくツールを、今年も更新しました。自分でツールを作るためのヒント用と思い作っていましたが、いろんな使い方をする方がいるため・・・ツールの公開を絞りました。また参考のツールと実務向けツールの番号振りを変えました。あくまで構造を自分で学んで、便利に使えるツールを作って欲しいという位置づけだったのですが、なかなか難しいです。
今までバージョン表記でしたが西暦表記にしました。付属ツールは次のとおりです。
1:準耐力壁・腰壁等集計シート
これは使って頂いている方、改良していただいている方が多いと聞きます。HOUSE-ST1は直感的に品確法の垂れ壁、準耐力壁等を算出する機能がないので、このツールが有効です。
2:柱の有効細長比の計算
構造計算を提出するときに、必ず添付が必要なので簡単な表で作りました。これを改造して経過式を入れている方もいるようです。だいたいはこれで問題ないです。
3:高さ計算
構造の高さを算出して、HOUSE-ST1に入れるのが面倒なので、階高と床の厚さから入力すべき数値を求めるものです。チェック用にも使えます。
4:基礎断面
なぜかHOUSE-ST1の基礎は独特です。断面を整理して形状と用途例を解説しています。
5:支持力計算式
地耐力を3つの方式で算定するシートです。地耐力算定の参考に
6:事前調査事項一覧(NEW!)
建設地が決まったら、構造計算前に調べておくことのリストです。調査もれや間違いで偉いことになりますので、作りました。入力位置が散らかっているので、HOUSE-ST1の入力位置も記載しました。
ツール作成のヒント
ここからは、ツール(として条件的に使えますが・・・)を作る時に参考になるExcelシート例です。
A:根太レス床詳細法(参考)
根太レス床の詳細計算法の計算例です。グレー本2008を参考に作っています。
選択で自動で計算できるようにすると便利です。また根太補強などは自動ではないので自分で作ってみてください。2017にも比較的簡単に改造できますので、挑戦してみてください。
B:鉄骨階段の検討(参考)
鉄骨階段の計算方法もいろいろありますが、階段自体の検討を求められたときのヒントです。
直行階段のささら、側桁の計算シートと、段板の計算シートです。
PL-9×250の側桁にPL-4.5の段板を取りつけるものの例です。重量計算などもう少しシンプルにすると使いやすそうです。部材の安全性の検討と、HOUSE-ST1にどう荷重を追加するかの検討のために自分なりに作っておくと良いと思います。
C:屋根葺き材下地検討
構造用合板下地の検討を求められたときの計算例。必要はないと思います。使い道は・・・考えてみてください。
連携ツールは思い切って削除しました。年末に発売予定の「HOUSE-ST1で始める木造構造計算の手引き2023」の付録になります。同手引きは今回からePUBで制作されていますので、電子書籍として発行予定です。以前はePUB形式を配布していましたが、今回から電子書籍書店経由に切り替える予定です。若干というかコピーが多く出回ってしまったので(汗)。同手引きの発売は年末に予定しております。
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